『野点in大槌』ありがとうございました!

 大槌にて開催した野点企画。実現に至ったことが、まだまだ感慨深く感じられます。約7ヶ月間の準備期間と当日に携わった〈谷中のおかって〉より、野点の本番やその前後の様子の報告をさせて頂きたいと思います。9月中旬から多方面に連絡をかけながら開催に向けて準備し、きむらとしろうじんじんさんが大槌に到着してからはいよいよ本番期間!ということで、緊張と胸躍る気持ちが押し寄せつつ。
 
 まず9月26日は、当日スタッフへ向けた体験説明会を開催しました。きらり駅前のスペースにて実施。この日は、東京からの学生も助っ人として大槌に来てくださりました。午前8時頃から、コアメンバーと東京からの学生とともに設営を始め、9時頃から当日スタッフとしてお手伝いしてくださる方々がいらっしゃり、じんじんさんの説明を聞きながら、当日さながらの準備を一つ一つおこなっていきました。最初の大作業は、大テント張り。野点にとって、雨は大敵です。ということで、万が一雨が降ってきてしまっても、慌てず対応できるよう、テントの貼り方も複数の人で手順を確認しながら、協力し合って立てました。

 

次に、京都からじんじんさんが運転してきた大きなハイエースから道具や窯を降ろしていきます。細々したものから、大きなレールまで。次から次へと、際限なくでてくる様々な道具を前にして、「どうやってこんなに入っていたの」と驚きの声も。

 

絵付け用小リヤカーを設置し、釉薬などを一つ一つ手にとりながら溶かした後、やっと一息。いよいよ、絵付け体験です。先に昼食を食べる人と、絵付けする人にわかれ、交代で絵付けを体験してました。いざやり始めてみると、「体験」のはずが、まるで「本番」さながらのように熱中する人が続出!

 

絵付けが終わった人のお茶碗から窯で焼き始め、焼き上がってくるお茶碗を皆で待ち構えました。そろ〜と慎重にとりだすじんじんさん。それを魅入るように見つめるスタッフや通りすがりの方々。お茶碗の誕生を見守ります。

焼き上がったお茶碗を、磨く作業の突入。煤で真っ黒になったお茶碗を、布で磨いたりヤスリがけ。一つのお茶碗を二、三人で取り囲みながら、「これは大変だね」「代わろうか」などと声を掛け合いながら、完成を目前に控えます。やはり、出来上がったお茶碗を手にとりながら、「こんな色に!」と喜ぶ顔もあれば、「う〜ん」と納得いかなさそうな人も。

全て焼き上がると片付けの作業にはいりました。準備の時の記憶を辿りながら、片付けていきます。大テントも複数の人で無事たたみ終えて。最後に窯が十分に冷めたら、車にのせて終了!体験説明会といえど、20時ころまでの作業。慌ただしくせずにゆっくりした時間をもちながらおこなった体験説明会でした。

 

 三日後の29日はいよいよ一日目。台風が近付いていることもあり天候が危ぶまれましたが、大雨には見舞われず、時折青空も。広い海の地平線が見える、常楽院前での開催。果たして、お客さんが来てくださるだろうか、と気をもんでいましたが、いざ開始の11時頃になると、坂を歩いてあがってくる姿が!
絵付け参加者がみるみるまに集まり、あっという間に絵付けスペースは満席になりました。

 

出勤中のじんじんさん
出勤中のじんじんさん
野点横で喫茶&雑貨屋alua開店!
野点横で喫茶&雑貨屋alua開店!
吉里吉里のAPEさんからお借りした屋台。たちまち来場者の憩いの場に。
吉里吉里のAPEさんからお借りした屋台。たちまち来場者の憩いの場に。

 

この日は、野点と並行してお楽しみ企画も繰り広げました。野点横では、吉里吉里に雑貨屋兼喫茶を営んでいるaluaさんが開店、常楽院中では人形劇のひょっこりひょうたん島上映、info前にてお団子屋さんによる美味しいご飯&お菓子販売、車で片道15分ほどの展望台へ案内する筋山ツアー、そして吉里吉里第4仮設前では無料のお茶飲み場開設。ここでは、野点の用具も準備してあり、本格的な野点も楽しめる場で、その名も「ひょうたん島カフェ」。

「ひょうたん島カフェ」
「ひょうたん島カフェ」
野点茶碗の磨き作業中
野点茶碗の磨き作業中


この日は総勢150名程の方にご来場頂きました。
途中ハーモニカを一緒に奏でる人もいたり、午前中からフラッときたものの夕方までじっと野点の様子をみている人がいたり、徒歩5分程の所に暮らす方で普段から木彫りの彫刻を趣味で制作しているおじさまが絵付けをしたり。海の風景とともにあったこの日の野点。 エプロンや割烹着姿の主婦層や親子さんも含め、多彩な人々に包まれた日となりました。


10月3日は、野点の開催二日目。 
桜木町の奥に位置する児童公園での開催です。台風が数日前に来ていたこともあり、前々日の公園は、なんと池状態。コアメンバーとともに水かきをしていると、近隣の方も手伝ってくださり、直前にも色々な方に支えて頂きながらの開催でした。 
幸いにも当日は大雨も降らず、ゆっくりとした時間を過ごすことができる公園となりました。

 

この日のお楽しみ企画は、近隣に住むハーモニカ奏者と東京から赴いた作曲家とのデュエット、ニット生地マーケット、読み聞かせ会、お団子屋さん、そしてお茶サービスをする「公園カフェ」。音楽を聞いたり、食べたり、小さな子どもに本を読んだりと、小さな公園にて色々な活動が盛りだくさん!

 

ハーモニカとピアニカのデュオ
ハーモニカとピアニカのデュオ
ニット生地マーケット
ニット生地マーケット
「公園カフェ」準備中
「公園カフェ」準備中


桜木町の方、自治会の方、裏手の仮設からの方、野点一日目の開催場所であった赤浜からの方、遠野や花巻や青森からの方、ボランティア活動で東北に赴いている方など、実に様々な方にお越しいただきました!

日暮れの18時頃になると、「公園カフェ」などお楽しみ企画は片付けを始め、最後窯を冷まして最終撤収ができたのは夜23時頃、、、、!
近隣の方々には、本当に最後までご協力頂きました。感謝の思いでいっぱいです。

10月7日はいよいよ野点最終日。
この日も天候を心配しながらでしたが、朝は曇りとなり、雨に見舞われず。
スタッフの人数も、お楽しみ企画として関わる人も一番多い日となるため、さて大槌駅前にてどのような風景が展開されるでしょうか?!

オカリナとヴァイオリンのコンサート、子どもたちによる詩の朗読+身体パフォーマンス、移動図書館、aluaさんのカフェ、仙台チームからのじんじんグッズ販売、 stand waveによるライブイベント、吉里吉里のAPEさん夫妻がだす喫茶屋台、湧水ツアー、新山ツアーなどなどが、この日のお楽しみ企画。また、役場の方がギターが得意ということなので、ギターを持って来てくださり、路肩でのささやかなちょこっとライブが行われていました。午前中は特に、このギターの音が風にのりながら色々な所から聞こえました。

 

「APEカフェ」手作りのお団子が大評判。
「APEカフェ」手作りのお団子が大評判。
青空の下、「ケロケロレディース」による演奏!
青空の下、「ケロケロレディース」による演奏!
野点横でパフォーマンス!(左側)
野点横でパフォーマンス!(左側)
野点横の移動図書館。本を読みながら、絵付け席が空くのを待つ子どもたち。
野点横の移動図書館。本を読みながら、絵付け席が空くのを待つ子どもたち。
「湧水ツアー」湧水の研究をされている先生による説明風景
「湧水ツアー」湧水の研究をされている先生による説明風景

夜になると大分肌寒くなってきた季節でしたが、適宜休憩をしたり暖まりながら片付けを終え、三日も無事終了しました!

いろいろな瞬間、いろいろな風景。
今でも、脳裏に浮かびます。

準備の段階では、「お客さんは来てくれるかな」「当日スタッフが体調崩さないかな」と多々心配していましたが、当日の人のにぎわいと笑顔が見受けられ、またその人たちと出会い、お話しできたことが、大槌での大切な宝物になっています。 

野点を終えて、「来年もまたやりたい」「やりましょう!」という声も町民さんから挙がっています。
また野点茶碗の展覧会をおこなおうという話も。
大槌で生まれた、野点茶碗、合計120個以上?!
青系の色や緑系の彩りで出来上がったお茶碗をたくさんみましたが、それぞれが思う海の色かもしれませんね。
みんなで、あれやこれや言いながらお茶碗を見ていると、また違ったお茶碗に見えるかも??
この野点から生まれた縁がささやかな芽となって、また次なる活動につながっていくことを心より願っています。


本当に色々な方にご協力頂き、支えて頂きました。
この場をお借りして、感謝の思いをお伝えしたいと思います。
ありがとうございました☆

 

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